~施設等に暮らす子どもたちの現実的な就労支援に向けて~

2016年7月21日

 京都では、京都中小企業家同友会と児童養護施設が協力して、子どもたちの就労支援を行う取り組みが始まっています。

 具体的には、同友会会員と生徒達でミーティングを行い、希望の職種を聞いて面談を行い個別に実習に入ります。実習後、施設でそれを発表します。

 労働=お金だけではなく、実習を通して達成感や人の役に立つ喜び、人から頼りにされる喜びを知ることで、生徒自身が変わっていきます。そして、実習先では様々な出会いも待っています。

 また、卒園後も交流を図り、衣食住についての相談・支援など社会生活の支援も行い、卒園後もフォローしていこうという取り組みです。

 

 昨日、大阪府中小企業家同友会の障がい者部会があり、児童の社会的擁護について会員の方々にお話をさせていただきました。ぜひ大阪でも里親やファミリーホーム、児童養護施設、障がい者施設にいる子どもたちに、この取り組みを広げたいとお願いしたところ、前向きに取り組んでいただけることになりました。

 

 まだ小さな一歩ですが、今後お互いに交流・理解を深めながら、少しずつでも実現に向けて頑張って取り組んでいきたいと思っています。